美容に欠かせない玄米

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そもそも日本ではご飯を中心に食べてきた粒食民族なんです。お米を炊いたものをごはんと言いますが、「ご飯食べた?」と言うように食事のこともごはんと言います。

そして、赤ちゃんに最初に与える離乳食は米がゆが良いとされています。どうして米がゆが良いのか?理由は栄養的に優れていて、胃腸への刺激が少なくアレルギーになりにくいことなどがあげられます。

赤ちゃんに良いものであれば大人の私たちでも問題なく同じく効果が得られるでしょう。本来、日本人にとってお米は生活に深く根差したものであり、身体にも馴染みのある食べ物と言えるでしょう。

最近では朝ご飯はパンという人も多くなってきていますが、ごはんとパンの大きな違いは「粒」と「粉」。

粒のまま食べるご飯は小麦粉を焼いたパンなどに比べ、噛み応えがあって消化吸収をゆっくり行います。そのため、とても腹持ちが良いし、カロリーも抑えられますのでパンよりもごはんを選ぶことをオススメします。

最近はお米に限らず小麦や野菜など健康には良くない農薬がたくさん使われていますので無農薬のものをオススメします。

他にはどのような良いことがあるのかを見ていきましょう。

和食が理想的な食事

近年、日本社会で問題になっているガン・心臓病などの生活習慣病が死因の上位を占めていて、このままでは医療費が増えて国家経済が破綻するという危機感から「食事(栄養)と健康」について世界規模の調査研究がおこなわれました。

マクガバンレポートと呼ばれる報告書には世界で唯一の理想的な食事として、お米を主食として野菜や海藻、小魚などを組み合わせた元禄(江戸)時代の日本食が取り上げられています。

そして、知っている方も多いと思いますがユネスコの無形文化遺産に登録されて、和食の素晴らしさが世界的に評価されています。

それにもかかわらず日本ではお米を離れが進んでいます。栄養面・健康面を考えても改めてごはんの素晴らしさを見直したいですね。

ごはんの王様は玄米

ごはんと聞くと白いご飯をイメージすると思いますが、お米は種子なんです。種子の籾殻(もみがら)を取り除いたものが玄米です。

玄米のぬか層(胚珠も含む)を削り取って精米し、でんぷん質(糖質)の真っ白な胚乳だけにしたものが白米。

削り取ってしまったぬか層には栄養素や有効成分が集中しています。玄米は水に浸しておけば芽が出ますが、白米を水に浸すと腐ってしまいます。

玄米は種として生命力があり長期保存ができますが、白米は精米した瞬間から参加が始まってしまいます。

白米と玄米を比べると玄米には栄養素や食物繊維が圧倒的に多く含まれており、様々な研究から玄米の生理機能成分や健康効果が報告されています。

白米はそれらが取り除かれた状態で、ほぼでんぷん質なので玄米にはかないません。

なので、玄米はご飯の王様と言えるのですね。

白米と玄米の良さを生かすには

玄米だけを食べるのに馴染みがないと食べづらさを感じると思います。なので、白米の食べやすさと玄米の優れた要素を生かすために玄米と白米の間に分搗き(ぶつき)米や胚芽米があります。

分搗き米は精米の程度によって玄米からぬか層をどれくらい削ったかを数字で示しています。

下の図を見て頂くと分かりやすいと思います。

【食べやすさと栄養の比較】

三分搗き米はぬか層を少しだけ削ったもので玄米に近く、胚芽はしっかりと残っていますので栄養素も食物繊維も十分に残っています。

色は茶色っぽく噛み応えもあるので良く噛んで食べる必要があります。五分搗き米は玄米と白米のちょうど中間で胚芽はちゃんと残っていて食物繊維も十分です。色はだいぶ白くなりますが白米のような粘りはやや少なめです。

七分搗き米は白米に近くなり胚芽は少し取れてしまいますが、見た目は白くて白米とあまり変わらないです。

このように分搗き米は玄米を精米する際に選べます。最初は七分搗きから始めて、五分・三分とステップアップして最終的に玄米にするのもいいかもしれません。

胚芽米は胚芽を残すように精米機で精白したお米で、胚芽に含まれる豊富な栄養素や有効成分がそのまま摂れて白米のように食べやすく消化されやすいのが特徴です。

玄米ご飯が苦手でも白米に混ぜて炊いたりすると抵抗なく食べられてプチプチとした食感も楽しめますので、いろいろとブレンドしてみるのもオススメです。

玄米に含まれる栄養素

玄米には三大栄養素のほか、ビタミン・ミネラル・食物繊維がたっぷり含まれています。

胚乳のでんぷん質(糖質)は種子が発芽して成長する時のエネルギー源。胚乳の表面はタンパク質と脂質からなる糊紛層で覆われ、発芽する時には糊紛層にある酵素が糖質を分解しエネルギーに変えます。

ぬか層に豊富に含まれるビタミンB1は酵素が働くために不可欠な大切な栄養素。不足すると糖質を栄養素に変えられず脚気という病気に。

そして、脂肪の分解(代謝)を促進するビタミンB2、タンパク質と拡散の合成、細胞の新生に必要で成長を促進する葉酸など玄米にまんべんなく含まれるビタミンB群は互いに協力して働くので代謝のビタミンと言われています。

また、胚芽に非常に多く含まれるビタミンEは活性酵素の害を防ぎ、生活習慣病を予防します。そして、胚芽を酸化から守ってお米という種子をの老化を防いでいます。

ミネラルでは多くの酵素の構成成分になって、成長や生殖に関わるマンガンや丈夫な骨や歯を作り、筋肉の収縮をスムーズに。

そして、精神を安定させるカルシウム、高血圧を予防するカリウム、心臓など循環器系の健康を守るマグネシウム、酸素を運ぶ赤血球のヘモグロビンの成分として大切な鉄などが含まれます。

さらに、腸を元気にしてくれて生活習慣病を予防する食物繊維も豊富に含まれています。

下記に白米と玄米の栄養成分を比較表を載せました。比較すると分かりやすいと思いますので参考になると思います。

白米玄米
エネルギー358kcal353kcal
炭水化物(糖質)77.1g71.3g
たんぱく質6.1g6.8g
脂質0.9g2.7g
カリウム89mg230mg
カルシウム5mg9mg
マグネシウム23mg110mg
リン95mg290mg
0.8mg2.1mg
亜鉛1.4mg1.8mg
0.22mg0.27mg
マンガン0.81mg2.06mg
葉酸12㎍27㎍
ビタミンE0.1mg1.4mg
ビタミンB10.08mg0.41mg
ビタミンB20.02mg0.04mg
食物繊維0.5g3g
文部科学省「日本食品標準成分表 2015年版(7訂)」より

玄米でダイエット&デトックス

玄米を食べているとお通じがよくなったり、お肌がキレイになってきた。さらには体重が減ってスッキリしてきたという声をよく聞きます。

そんな玄米食の良さをまとめましたので早速みていきましょう。

ダイエットや小顔効果、脳の活性化まで

玄米は種子のままなので白米よりも硬くゆく噛む必要があります。良く噛むことで唾液がたくさん出ます。唾液には消化酵素のほか、活性酵素を抑えて生活習慣病を予防し、老化を防ぐ成分や虫歯から歯を守る成分成分など有効成分が多く含まれています。

更にゆっくり噛むことで満腹中枢が刺激されて食べ過ぎ防止になりますし、脳も刺激され脳の血流が改善し筋肉も使うため小顔効果にも繋がります。

間食が減り、脂肪がつきにくい

玄米は消化吸収に時間がかかるため、長い時間空腹感がなくなり腹持ちも良いため間食が減ります。また、血糖値の上昇が白米に比べると緩やかなため余分な血糖をを脂肪に変えることがなくなります。

ビタミンB群が豊富で燃えやすい身体に

糖質や脂質などの代謝が良くなり新陳代謝がアップします。摂った食べ物がどんどんエネルギーになるので元気になりますし、太りにくくなります。

デトックス&アンチエイジング

玄米に含まれるフィチン酸。昔は必要な峰らryを輩出してしまうと悪者扱いでしたが、様々な研究によりそのような心配はなくなりました。

むしろ毒素を排出するデトックス効果や強い抗酸化作用による老化防止やガン予防が注目されています。また、イノシトールやGABA(ガンマアミノ酪酸)は肝臓の働きを強めるため、こちらもデトックス効果も期待できます。

満腹感と便秘予防

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が豊富なので、胃の中で水分を吸収して膨れるため満腹感が得られるので食べ過ぎを防ぎます。

また善玉菌を増やすにで腸の働きを活発にし、便秘を解消します。さらに有害物質や老廃物の排出をスムーズにします。

高脂肪食を好まなくなる

高脂肪食を摂っていると脳がもっと高脂肪食を欲しがってしまい、肥満になるということがわっかています。ところが玄米に含まれるγガンマオリザノールが脳へのストレスを和らげ、高脂肪食を好まなくなり体重減につながるという研究報告があるそうです。

まとめ

玄米を食べることで美容効果では美肌や老化防止や代謝アップ、デトックスや小顔効果、便秘防止やダイエット効果まであり、さらに脳まで活性化されて良いことづくしです。

表面からのアプローチも大切ですが毎日の食事から身体は作られていますので、食べる物からまずは見直してみることをオススメします。

玄米には豊富な栄養素が含まれていますし、そのおかげで心の安定まで得られるのであれば玄米食を主食にしていくと良いと思います。

食べる物を変えて身体の内側から美しくなっていきましょう!

最後まで読んで頂きありがとうございました(*’ω’*)

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